1.はじめに
8/11に行われたサークル企画であるタイプ不一致杯の考察や使用構築について書き残す。
2.ルール
・シリーズ9(冠ルール)シングル
・特性かわりもの、リベロ、うるおいボイス、ぎたい、フェアリースキン、フリーズ スキン使用不可
・技マルチアタック使用不可
・参加するポケモンは、自分と同じタイプの技を覚えていてはいけない
・タイプ一致技を覚えているかどうかは対戦前のタイプで判定(例えば、ダルマモードGヒヒダルマにフレアドライブを覚えさせても良い、コータスが晴れ下でウェザーボールを使用するのはOK等)
3.考察、構築経緯
このルールはタイプ一致の攻撃技が飛んでこない=火力が控えめなためサイクルが回しやすい。そのため自分が得意な構築である、受け駒+サイクル加入できる攻め駒という形のサイクル構築を組もうと考えた。
まず、タイプ一致技をはく奪されてもあまり性能を落としていないポケモンを主観でリストアップした。それが以下のとおりである。(一か月前のメモより)
Gヤドキング○ ポットデス
ジュラルドン○ ルガルガン
テッカグヤ○ ヌオー
オーロンゲ○ フワライド
Gヒヒダルマ○ マホイップ
ドラパルト○ ペロリーム
カメックス○ ピクシー
ヤドラン○ ペンドラー
★:最強、使わない理由が無い
○:強い、自然と構築に入ってくる
無印:強みはあるが諸説
(※主観です)
という訳で強そうなポケモンをリストアップし、それらが覚える技を見てみたところ、この環境の大まかな特徴として、
①物理受けは豊富に存在するが、特殊受けはほぼ存在しない。
②物理技よりも特殊技のほうがタイプが豊富である。
③物理受けも水タイプが多く、草タイプが一貫しやすい。
といったものが挙げられる。この特徴を踏まえて、豊富な特殊技を覚えると同時に圧倒的な特殊耐久を兼ね備えていることで対特殊アタッカーに対して強く撃ち合え、アシットボム(ダイアシッド)による崩しも行えるチョッキヌメルゴンから構築を組み始めることにした。
また、物理アタッカーとして、威嚇でサイクルを回すことが出来、豊富な技範囲を持ち、竜舞を使えることで群を抜く抜き性能を持つギャラドスを採用した。
これらのアタッカーを生かすための受け駒を考える。
まず、あくび+ステルスロックというおなじみの戦術を使用できるカバルドンを採用した。カバギャラの並びが綺麗で好き。
次に、特殊耐久が高い数少ないポケモンであるGヤドキングを採用した。ヌメルゴンが厳しい氷技持ちに対して強く出れそうと考えての採用である。
次に、汎用性の高そうな物理受けとして、鉄壁+ボディプレス+なまけるという普段と変わらない性能を持つ原種ヤドランを採用した。
最後に、草技の一貫を切ることが出来、相手の受け駒をいじめることが出来ると同時に、宿り木で裏のアタッカーの補助が出来そうなテッカグヤを採用した。
4.個体紹介
カバルドン@オボンのみ
特性:砂起こし
性格:腕白
努力値:252-0-116-×-140-0
特化珠サンダーのジェット耐えの流用
技構成:あくび/ステルスロック/吹き飛ばし/怠ける
ノーウェポンカバ。体力管理をしつつステロ+あくび展開が出来る名が強かった。考察段階で挑発持ちで強いポケモンはギャラドスくらいしかいないと考えていたが、実際はほかにもたくさんいたため、思ったよりは動きづらかった。自分の考察が浅かった。
ギャラドス@ソクノのみ
特性:威嚇
性格:陽気
努力値:4-252-0-×-0-252
このルールで最も強かった(と自分は思っている)物理アタッカー。竜舞を使えるのが本当に大きい。技構成はドラゴン勢に撃つ氷の牙、ヤドラン等の水タイプの受け駒に撃つパワーウィップ、広い範囲を等倍で攻撃でき、ダイアースでDを上げることが出来る地震、協力な積み技の竜舞としたが、パワーウィップは挑発のほうが相手の展開を防げて良かったかもしれない。それに加え、自分があまりこのポケモンを使い慣れていないせいか選出率が低かった。持ち物はいろんなポケモンに採用されそうな10万ボルトを耐えるためにソクノのみにした。
ヌメルゴン@突撃チョッキ
特性:草食
性格:穏やか
努力値:252-×-4-0-252-0
技構成:冷凍ビーム/火炎放射/10万ボルト/アシットボム
このルールにおける最強ポケモンだと個人的には考えている。豊富な技範囲にアシットボムによる崩し、圧倒的な特殊耐久が本当に強かった。また、他のサークル員とテッカグヤを突破できなくね?という話をしていたが、このポケモンはカグヤの宿り木を無効化できるので自然とカグヤ対策になっていた。
ヤドラン@リンドの実
特性:再生力
性格:腕白
努力値:252-×-252-×-4-0
技構成:あくび/鉄壁/ボディプレス/怠ける
何も失わなかった物理受け。強いて言えば失ったのは熱湯ぐらい。汎用性の高い物理受けとして採用したが選出しなかった。持ち物はギャラドスの草技を受けつつ鉄壁を積むためにリンドの実にした。
ガラルヤドキング@黒いヘドロ
特性:再生力
性格:穏やか
努力値:252-×-4-0-252-0
技構成:熱湯/冷凍ビーム/悪だくみ/怠ける
特殊受け兼特殊アタッカー。ウェポンはドラゴン勢に撃つ冷凍ビーム、物理アタッカーを焼きたい&ここまでで重いバシャーモに対して打点が欲しいという理由で熱湯を採用した。無難に強かった。
テッカグヤ@食べ残し
特性:ビーストブースト
性格:腕白
努力値:252-4-236-×-12-4
技構成:地震/宿り木の種/身代わり/守る
草技の一貫を切り、宿り木で裏のポケモンの体力を維持しつつサイクルを回せるポケモンとして採用…というのは建前で採用したのは単に事前にいろんな人がカグヤが強そうと言っていたのを聞いたのと、自分が使い慣れているという理由に過ぎない。普段の宿みがカグヤのウェポンは火炎放射であることが多いが、今回はドラゴンタイプのポケモンの身代わりを割りたかったので地震にした。実際はそのような使い方をすることはなかったが、ヒードランを迅速に削ったり、ダイアースでDを上げたりといった使い方が出来たので地震採用は正解だった。
5.使うか直前まで迷っていたポケモン
オーロンゲ@食べ残し
特性:悪戯心
技構成:シャドークロー/ドレインパンチ/身代わり/ビルドアップ
テッカグヤと選択だった。結果としては汎用性が高そうだったカグヤにしたがオーロンゲのほうが刺さっていたかもしれない。
6.結果
2-1で予選落ち 悔しい
7.感想
今回のルールは自分が得意そうなルールであり、かなり考察をしたにもかかわらず勝てなくて悔しかった。自分の考察が不足していた。具体的には、挑発持ちがギャラドス以外にいないと思っていたこと、ダイジェットがほとんど使われないルールだったため高速アタッカー(フェローチェ等)を採用すべきだった、等である。受けによりすぎるのは自分の良くない癖である。次の企画やランクバトルは頑張りたい。